岡山県立大学・講義「情報倫理・セキュリティ」実施記録
2017年度から岡山県立大学情報工学部の講義「情報倫理・セキュリティ」を担当しています。その記録です。
講義概要と経緯
この講義は、情報工学部の3学科(情報通信工学科、情報システム工学科、人間情報工学科)を対象としており、 もともとは他の教員が担当されていました。ですが、この担当教員が体調を崩されて休職されており、いろいろな 経緯があって、その一部を担当することになりました。Webやメールなど、ネットワークに関するセキュリティを 中心に元々のシラバスが構成されていたので、だいたいどこでも話せますよ、と申告していたところ、暗号技術と その応用、マルウェア対策、仮想通貨などを話すことになりました。
2019年度から、情報通信工学科・人間情報工学科の2学科で、全15回を担当することになりました。
2019年度の実施記録
一部、2018年度の資料のままになっていますので、実際に講義でやった内容と多少違いがあります。
- 導入
- OS
- ネットワーク、通信
- コンピュータのセキュリティ
- 暗号理論(1)
- 暗号理論(2)
- 仮想通貨
- 電子メールのセキュリティ(公開資料なし)
- 認証技術(公開資料なし)
- Web(公開資料なし)
- Webのセキュリティ
- コンテンツ保護、プライバシー保護
過去の定期試験問題
2017〜2018年度は一部分のみの担当でしたので、その範囲での試験問題となっています。
参考文献
講義を構成するにあたり、書籍としては下記のものを参考にしました。他にも多くのWebサイトを参考にしています。
- IPUSIRON, 暗号技術のすべて, 翔泳社 (2017)
- 猪俣敦夫, 井上克郎, サイバーセキュリティ入門: 私たちを取り巻く光と闇, 共立出版 (2016)
- 菊池浩明, 上原哲太郎, IT Text ネットワークセキュリティ, オーム社 (2017)
- アンドレアス・M・アントノプロス, ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術, エヌティティ出版 (2016)
- アーヴィンド・ナラヤナン, ジョセフ・ボノー, エドワード・W・フェルテン, アンドリュー・ミラー, スティーヴン・ゴールドフェダー, 仮想通貨の教科書, 日経BP社 (2016)